2012年10月31日水曜日

軽井沢自然観察ツアー 2012/10/28

前日散策した
追分文化村の紅葉

27日から軽井沢に入りその夜は友人宅に無理を
言って泊めてもらった。
おまけに素敵なDiner&Breakfirstを頂く。
朝からしょぼしょぼ雨が降ったりやんだりで当日が
心配された。

28日朝起きると借宿地区は小雨が降っていた。
微妙な天気だ。
6:30に主催者の打越さんからSMSが入る。
<…本日は天候に応じて雨天プログラムを導入し
ながら楽しく開催する予定です。無理のない範囲で
是非ご参加ください>と。
9:30にMさんの車で中央公民館に到着。
この春から軽井沢に毎週末来るようになったという
家内の従弟にあたるN君を事前に誘ったら是非に
ということで一緒に参加することになった。
N君の奥さんはやはり春から平日も別荘生活になっ
ている。

雨模様ということで参加者18人になった。
いつもは(前2回)30人弱だ。
出発時は雨も降っていない。

参加者は主催者「軽井沢野生動物問題研究会クロス」
のメンバーの車に分乗させてもらって午前の部の
小瀬キャンプ場近くの国有林作業道に到着。

長倉国有林道には
カラマツだけでなくクリ、ミズキ、カエデ、トチ、ハルニレなど
の紅葉が見事。

林野庁森林組合の方々や
地元スタッフの方々のこと細かいご説明を
聞きながら・・・

 








最後に森林組合のスタッフが
クマのまだ新しい大きな落し物を発見。
 
国有林内散策中にも殆ど降られることはなかった。
この後、再度クルマに分乗して、軽井沢でも古い
集落である油井地区に向かい町内でも殆ど知られていない
油井地区の歴史についてうかがう。



油井の公民館で出迎えてくれたのは
地元の区長はじめ
油井の長老、市村太郎さん(もうすぐ91歳)や
地区の奥さん方。

市村さんには地区の特徴である
軽井沢では昔から少ない稲作地区であったり
朝廷馬の産地であった長倉に隣接する
周辺は馬を中心にした運輸を生業にし
人とモノの行き交うところで
宿場もあり農業以外はほとんど
輸送といまで言うサービス業の拠点で
あったことなど古地図や自身が
作られた地図や写真を駆使して語られた。

稲刈りに終わった田んぼ

市村さんが作った絵地図

馬を中心にした生業から
近くの釜ケ淵橋のたもとには
道祖神として馬頭観音が祀られていた。

油井地区には寺社は殆どなく
その代わりそこここに
熊野神社や烏鳥神社など
多くの神々が祀られている。
しかし諏訪神社系はない。


油井地区に流れる湯川の清流。
油井地区の散策が終り再び公民館に戻ると、地区の奥さん方が
作った山菜と小豆のおこわのおにぎりとみそ汁、香のものでご馳走
が待っていた。
一同いつも至れり尽くせりの<ご接待>、そして地域の方々との楽しい
<人文学的交流>に大満足。

<地元民―移住組―別荘族> と三つの民族(?)からなる軽井沢を
少しでも相互のコミュニケーションをとり相互理解に繋がるよう
クロスの打越女史はじめスタッフの方々のご苦労が滲み出るツアー
なのだ。

なんとこの後、出発場所の中央公民館に戻る道すがらになってから
本格的に雨が降ってきた・・・。



 

 
 

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