最後に訪れた南三陸町の大雄禅寺。
この寺の檀家の300人以上が命を落としたということだ。
山門まで津波が襲い流され、新たに建てられたが
川で拾い集めた石仏がそここにあった
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山門前の参道の樹齢300年以上という 大きな杉の並木が一本と残らずなぎ倒されたり 潮でかれてしまったのだと |
鎌倉市が中心となり 清泉女学園、長谷寺、建長寺、東慶寺、 成就寺、妙法寺、浄智寺が贈った紫陽花が まだ弱々しく寂しい |
倒れた杉の切り株に彫ったのであろう フクロウがポツンと |
帰途に向かい30分も走れば 広大な田圃には真っ青な稲が生きずいている このギャップに再び複雑な感慨になる |
僅か1日230㎞をクルマで通りぬけただけだが、 昨日の盛岡での豊かな文化と芸術に触れ 翌日は自然の脅威に改めて震撼させられたが 誰しもこのキャップの世界に一瞬のうちに 突き落とされる可能性があるのだ、と 自然の脅威はもちろんだが、東北の人たちは いや我々は その上に人間が為した原発という驚異に 今もさらされているのだ |