2012年1月18日水曜日

Ben Shahn展


美術館前のハヤマのオヤマ。
秋模様にも見える。

今日は全く偶然にも、葉山の美術館にでも行ってみようかと調べたら
Ben Shahn展をやってることを知り早速行くことにした。


告発し、時代を切り取ったアーティストでありデザイナー
<ラッキー・ドラゴン>
「私は久保山愛吉という漁師です。・・・」という
文章が書かれている。

「我々は何が起こったか知らなかった」

















中でも福島県立美術館が所蔵する「ラッキー・ドラゴン」(1954年3月1日
にビキニ環礁の米国による水爆実験で被曝した第五福竜丸のことを)
で犠牲になった久保山愛吉さん(?)のテンペラ画にはショックを受けた。

いま生きていたら、彼はこの震災による原発事故をどのように表現した
だろうか。




右の写真から左の絵に。

右の4枚の写真を合わせて左の絵に。
写真手法や石版画技術を身につけていた彼は、生き生きした写真を
モチーフにした大胆な社会派の絵画スタイルを構築しつつあった。



<これがナチの残虐だ>
後に戦意高揚のプロパガンダに
使われたとして後悔したそうだ。


パリ<解放>
恐慌時代、第2次大戦時代と困窮するNYCのロウワー・イーストサイドの
労働者階級の暮らしぶりを記録として撮りそして描いた。
『芸術を社会的・政治的な変革をもたらすためのツール』とすることを
目指した。

<警告!インフレーションは不況を意味する>



左翼芸術家で社会活動家と評されていた彼も、F.D.ルーズベルト大統領
のニュー・ディール政策の不況で農地を失った農民の復興キャンペーン
に写真家として登場した。
40年代には産業別労働組合のグラフィック・アート部長としてルーズベルト
大統領の再選を支援するポスターなどを手がける至ったなど興味深い。



Chicago Style Jazz(LPジャケット)
アルバート・シュバイツアー  Bach(LPジャケット)


装丁「伝道の書」の挿画


* 展覧会の構成


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