2011年2月19日土曜日

カヌーは実にPrimalなモノ。

クラブのdairokuさん撮影のものを拝借しました。
きょうはシーズンインに向けて、12月に解体修理、リペアをしていた
OC-6(6人乗りアウトリガーカヌー)を6艇中5艇 リギング作業をした。

きょうは多少風があったため気温より体感的には冷たい朝だった。
実はクラブのHPをノーチェックだったので、当初の予定より1時間早い
スタートになっていたため、僕は遅刻で既に2艇は作業が開始されて
いた。

そこで、同じくノーチェックで遅れたメンメンで、オシオキのビーチクリー
ンからのスタートになった。(これは冗談)

リギングは本体のカヌーとアマという浮き部分をヤクという木製のアーム
で繋ぐこと。それも家庭でも使われている細いロープで縛り、締め上げる。

考えてみれば、今どきもっと効率的にできる構造と機能性を高めることは
できるはず。

ところが、それをしない。本体とアマこそ木製でなく化学モノを使わざるを
得ないが、ハワイイやポリネシアでは伝統的なコアウッドでできたものに
乗っている、いや乗ることのできる人たちもいる。

でも、組み立ては、最新のフォーミュラタイプ以外はすべてロープによる。

そして、もちろん動力はジンリキのみ。それも6人の気が合わないと思う
ような推進力がでない。

クルーのそれぞれの力量やコンディション、そしてその日の海の状況で
千変万化なのだ。

ひっくり返って(フリという)浸水すればそれぞれの役目で道具を集め、
人員を確認し、そしてペールで交代しながら水をかき出すしかない。

遠くへ出れば命がけ、はちょっとオーバーかも知れないが緊張感は
けっこうあるわけだ。

だから堪らなく楽しいスポーツだ。
あるクラブ幹部は、これは「カヌー道」に近いとのたまった
修行ということかー。

確かに、本体カヌーの一番後ろには神の座る席があり、現地では
実に神聖な乗り物なのだ。

それはそうだ。
こんなプリミティブな乗り物で島から島へ渡っていたわけなんだから
本当に命がけだったはず。

その神聖なうえにも、楽しい季節がまたやってくる


しかし、真面目なビーチクリーンと1艇のリギングだけで、汗が滲み、
帰ったらボーっとするほど疲れてしまった。
体力がダウンしている。

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