2011年10月30日日曜日

懐かしい湘南の風景。

昨日は鎌倉山に家を新築した、昔からの友人宅を訪問した。
その後何年ぶりかでその周辺を歩いてみた。
懐かしさと同時にちょっとの間に変化してしまったさびしさを感じた。

眼下の西武が切り開いた七里ヶ浜の分譲地をよそに、古くからの
瀟洒な佇まいの数寄屋造りや西洋館が大きな敷地に違和感なく構
えている。

しかし、少し外れたところには最近造成された分譲地には木々もな
く、露骨にその土地の建蔽率目いっぱいに建てられた区画もできて
いた。

そして、七里ヶ浜を眼下に望む、斜面にはコンクリートで基礎を固め
造成し、その道を隔てた平屋のお宅などは全く台無しの風情になっ
てしまい数件の建築がはじまっていた。
その造成地の真ん中の区画の工事看板には、恐らくそこに生えてい
た桜を無造作に切り倒したとのだろう、それに抗議するでもなくその
桜の哀れをうたった短歌が小さな和紙に書かれ貼られていたのが
印象的であった。


鎌倉山から下に七里ヶ浜の分譲地、
そして海をのぞむ。
Tree Houseのある邸宅。

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