2011年11月14日月曜日

カヌー発祥の地(!?)調査隊


11月11、12、13日と南伊豆にアウトリガーカヌー調査隊と称し、湘南から

OC-6(6人乗り)を持ち込み、現地の東海大学のNOBUO先生の計らいで地元

教育関係者や有力者、中学生たちに試漕体験をしてもらい、アウトリガー

カヌーの歴史や湘南での活動、ハワイでの展開などを説明した。 
 
 
体験頂いた方々からは揃って6人乗りのカヌーの教育的な視点や生涯

スポーツ、観光体験的要素としての可能性を口々に語って頂けたので 

今回第1次調査の感触は概ねこれからの考える糸口を得たというでは

初期の目標は果せたのではないだろうか。


しかし、南伊豆で展開する場合の運営責任母体や採算性、係留場所、

艇庫等の基地的要素の可能性に関しては地元関係者と時間を重ねて

可能性を探りながら、理解を深める必要がある。 

 
南伊豆町の弓ヶ浜に関して言えば、以前ジェットスキーの展開で痛い
 
経験をしているため新しいモノの参入に対してナーバスになっている

ため慎重を期すことが肝要。


僕たちの展開しているアウトリガーカヌーの活動はまだまだその可能性

の一端しか行ってなく、これからが愛好的な層を核にどのような方向に

広がりを見せることかということを考える大事なステージになるのだろう。


興味ある日本のカヌーの発祥の地、としての<南伊豆>

伊豆の山間部には「狩野川」という川が流れ、駿河湾に注いでいる。
水中考古学者・茂在寅男博士は、この川の名前の由来を「カヌー」
(日本語で言う「狩野」)を作るために切り出した木をこの川の水流に
乗せて海辺へ運んだため、カヌーの材料を運ぶ川ということから
「カヌーの川」と呼ばれるようになったのではないか。
そして、「カヌー」に「狩野」という漢字が当てられ、「狩野川(カノガワ)」
という名称になったのでは、と考えた、とされる。

 『古事記』や『日本書紀』には、ポリネシア語で説明した方が良いと
考えられる言葉が書き記されている。そのひとつが「枯野」(カレノ、
カラノ)という言葉なのだ。

「枯野」は『日本書紀』では「軽野」とも表記され、ある種の高速船を指す
言葉なのですが、茂在氏はカヌーか何かの当て字ではないかと考えた。
その後、井上夢間氏がハワイ語で「kaulua-nui」(「kau」は「舟」、「lua」は
「二つ」、「nui」は「大きい」の意)と説明できると述べた。
つまり、直訳だと「大きい二つの舟」ですが、この「大型の双胴船」は相当
広範囲にわたって使われていたようだ。

この双胴の大型カヌーが日本で使われていた頃、「kaulua-nui」が「カラノ」
や「カルノ」、「カラヌ」のように発声され、「枯野」や「軽野」、「加良怒」とい
う漢字を当てられたのではないかと考え

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