2010年7月30日金曜日

本日、地蔵菩薩のレリーフ終了。





今日、O先生から「完成にしよう…。」という言葉を頂いた。
本当のところは、「いつまでやっていても、これ以上は…」
というところと承知している。

僕自身もやれやれ、というのが正直なところ。
やはり、「完成」ではなく「終了」だ。













何しろ、致命傷は多々、時間がかかり過ぎ、未熟…。

しかし、前に進まざるを得ない。


次なるは、いよいよ立像ということになる。


何を彫るかいろいろ考えたが、
やはりレリーフの地蔵菩薩に
申し訳ない気持ちもあり、
もう一度
この融念寺の地蔵菩薩に挑戦
することにした。

地蔵菩薩には珍しく、右手で衣
を持ち上げていたり、
700年代の作と言われどこか
日本人離れしたエキゾチックさに
何か魅かれるものがあった。




 しかし、あまりポピュラーではないので、
写真などのデータがあまりない。
また粘土から石膏、そして木彫という工程
をたどることになるので今までのペースだと
2年は優にかかってしまうか。


うー、「刃」が立たない。

彫刻刀を一昨日、今日と研いているのだが、いちばんやさしい
はずの平刀の刃が立たない。

何しろ彫刻は刀の切れが悪いとうまく削れず、ストレスも倍増。
だからすぐ研げばよいのだが、なかなか重い腰が上がらない。

というのは、ヘタだからである。研ぐともっと切れが悪くなる場合が
多い。



その典型が今回だ。一昨日は平刀の刃がうっすらRになってしまい、
おまけに刃がフラットにならないので、砥石を変えながら何度もトライした
が、結局うまくいかず仕舞い。

今朝、気を取り直してまた再開。
しかし、同じ状態が解消しないので、刃の部分を砥石に垂直に立て、
フラットに削ってしまい、新たに刃を起こす作業した。
この間1時間くらい。

多少は良くなったが、刃の目が均一にはならない。
このままやり続けるとまた一昨日と同じになりそう
なので諦め、今日午後から
の教室でやり直すことにした。






























そして、散々に刃の跡がえぐれてしまった砥石をダイアモンドケアと
いう金属砥石でフラットにしなければならない。



ことほどさように、彫刻も手間がかかる。これをストレスに感じないようにできる
には、まだまだ相当にながーい年月かかりそうだ。

これも修行!か。

2010年7月29日木曜日

Spirit&Mind #1 小松原庸子

けさ(7.29)の毎日新聞の朝刊の「ひと」にフラメンコ舞踊家・小松原庸子さんの
記事があった。
小松原さんには’70年代に何回か
ある企業のプライベートイベント
に出演して頂いたことがある。

記事の通り、とっつきは江戸っ子
らしくとてもさっぱりとしていて趣旨
について簡単に説明をするとまさに
「空気を読んで」頂き、あまり過度な
主張をされなかった。
それは彼女自身のリサイタルでも
発表会でもなく、企業のイベントで
の演出と割り切っていたこともあっ
たのかも知れない。










しかし、当日のリハーサルでは舞踏団の若手のダンサーへの注文
は凄まじいものだった。

その場が稽古場と化したほどの真剣さであった。
僕はフラメンコ自体よく理解ができていなかったのでいい加減に、
段取り程度の話で終わってしまったのが恥ずかしかった記憶がある。

かれこれ半世紀近くの活動をされているが、外来の芸術を日本に根
付かせるというエネルギーはどこから出てくるのだろうか。

クラシック音楽では世界に認められている日本人は今や数多いが民族
系音楽や舞踊などはなかなかそうはいない。
言語の問題や民族のDNAが多分に影響するのだろう。

そのハードルを乗り越えて突き進ませるものは何なのだろう。

(好き嫌いは別にして、先日亡くなったシャンソンの石井好子さんにして
もそうだ。)

フラメンコで言えば、もしかするとスペインジプシーの関与が強いという
ことで、この世界は包容力があるのだろうか。

僕ら団塊の世代にはカウンターカルチャーとしての音楽、アート、小説、
映像…、と花開いた時代だ。

その一回り前の時代の小松原さんや石井さんにとっては、日本の伝統文
化・芸術に対するカウンターだったのあろうか。


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* マイケル・ジャクソンも感動したというアントニオ・ガデスのフラメンコ。


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一転、きょうは荒天。

迂闊にもそこいら中の窓を開けっぱなしで寝てしまい、
異変に気付いて目が覚めたのが5時半頃。

急ぎ天窓を含め閉めまくり…。

昼過ぎには、土砂降りと強風。







クルマに乗るのでこちらは逆にカバーを掛けていたので
外すのにびしょ濡れ。

お湿り、は家の中…。

桑田佳祐、負けるな!!

まだまだ君にはたくさんやることがある!

幸い初期食道がんということなので、始末するもの
は始末して、ゆっくり、充分に養生してください。



2010年7月28日水曜日

坂本、サヨナラ3ラン!!






















久々にG+で頭から見ていたら、これだ。
ながーい、落合の11回4投手投入。
しかし、坂本のBoxでの間合いの顔を見たら余裕、
決める予感が的中!

延長11回、落合中日制す! (7対4)


我慢して見た甲斐があった!











写真:毎日新聞




終盤は由伸の気合いがゲームをつくった。エライ! (隠れG)

2010年7月27日火曜日

夏の夕の、幸せな一瞬。





















2階のベランダで洗濯物を取りこんだら、
南西の風が心地よく…、急いで冷蔵庫
に直行し、久しぶりに夕日を眺めて乾杯!
去年までは中々味わえなかった、
幸せな一瞬。

Kahuna (コッカプー) #21 昨日で3ケ月。

体長は約40cm、体高は約24cm、体重は3kgを越えました。

マイラ邸(?)にもチャッカリ…。

2010年7月26日月曜日

軽井沢のギボウシ。




















5月の末に、軽井沢追分の林で採取した、野生のギボウシが花を開いた。

わが家で何年か育てているモノは2週間ほど前に花は終わったけれど、やはりそれだけ寒冷に慣れているため遅いのだろうか。

来年は早くなるだろうか。

2010年7月25日日曜日

どっこい、そうは問屋が許さない。

アウトリガーカヌー。
きょうの練習は通常の8時から。
その前、昨日の我々マスターズと同じく、女子チームと一般男子チームが
同じ距離12㌔を。

結果は、女子チームが1時間11分 (7/27訂正) 。
男子チームが何と1時間03分であった。

コンディションとしてはほぼ昨日と同じだったので、昨日の我々の1時間09分
はヌカ喜びになった。
女子のタイムにはみんなびっくり!

そのうえ、きょうの通常練習でも、ノンストップではないが、江ノ島~烏帽子岩
を往復。往きは途中で5分の泳ぎ練習が2回入った。それから烏帽子岩に着
いた時は5艇中4位。帰りも同じく4位となった。

我々はきのうの練習の疲れが相当残っていたのかもしれない。
呼吸が合わなかったり、気が急いたりで…。

歳の巧を発揮できず仕舞いだった。
これからもきっと、まだまだ色々なケースがあるだろう。
一喜一憂していても仕方がない。
気持ちを入れ替え再精進だ。


2010年7月24日土曜日

三日三晩の成果。

美味しい梅干し、できました!

またまた最長不休距離!

きょうは、コナ・レース出場予定の我々マスターズチームが全員揃い
江ノ島~茅ケ崎沖の烏帽子岩往復ノンストップでパドリング。

その距離トータル約12㌔だそうで、これを1時間09分で漕破!
クラブのトップチームにも勝るとも劣らないタイムだそうで、多少意を
強くしました。
しかし、今朝のコンディションはスタート時、微風で海面もガラス面で
最高であったので<参考記録>だと思って、また引き締めて行きた
いと思う。

きょう総督(代表)から、Womenチーム(Wahine)のメンバー発表と、
出場が難航していた男子の一般チームがようやく確定し発表された。
これで我がクラブから3チーム出場できることになった。

俄然に楽しみが増えた。
彼の地で仲間が大勢いるコト、もうひとつはこの男子一般チームより
前に出るガンバリが湧くコト、とかとか…。
ま、勝負は時の運。でもひとつの目標ができた。



話は変わるが、ヨーロッパ旅行(?)中の、クラブメンバーのM君が
フィレンツェ、それもポンテベッキオ橋をバックのアウトリガーカヌー
、これまた我々と同じ6マン用のカヌーを発見したというEメールが
クラブのBBSに飛び込んできたので、
以下そのまま転載(無断 )させてもらう。 (M君、許して。)

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Ciao da Italia!

Ieri sono andato al Museo degli Ufizzi quando ho visto questo...

(あれ?イタリア語を分かる方がいらしゃったっけ?笑。)

今フランスのパリに来ています。今朝迄フィレンツェと言う町に居り、
フィレンツェはトスカーナ州の都市、欧州文化首都であります。
景色が大変良く、食べ物が死ぬ程美味しく、人が本当に優しく
(私は半分優しいって言う事になるかな?ははは。)、とても魅力的
な町であります。

昨日、ウフィツぃ博物館(ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」と
「プリマヴェーラ(春)」、ミケランジェロの「聖家族」が展示されてい
る場所)、で見学をしていました。休憩をしていた時に、外にある
アルノ川とIl Ponte Vecchio (ポンテ=橋、ヴェッキオ=古い)を見てい
て、川岸をみたら....




「あれ?もしかしたら...」
アウトリガーカヌーがありました。

誰がパドルしているか分かりませんが、
フィレンツェの町の人でしょう。
こういう川しかない、ヨーロッパの山の
中のところ迄パドルカルチャーが来て
いるっていうのってかなり感動的です。













パリのセーヌ川でも誰かがパドルしていますかね?明日探してみるわ。

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以上。


明日また、朝8時から頑張る!!

2010年7月23日金曜日

去年の7月は…

去年のきょうの
1週間前あたりには会社の同好会
SLC湘南ロングボード倶楽部、
ひところはメンバー30人を超えていた
の通称ビーター(サーフトリップ)
で宮崎に行っていた。

← 制作のF君
   デザインの
   クラブ・ロゴ





過去には北は福島、南は種子島まで。


波はヒットしなかったけど(だいたいいつもだ)、ゆったり、いいタビだった。
カリフォルニアみたいに北から南、また戻りのロングドライブの波探し。


恋が浦

今年は、会社もだんだんハードになって、それどころではないよなー…。
会長も大阪へ転勤したし、幹事連も子育てに忙しいし。


ま、またそのうちだな。

2010年7月22日木曜日

Kahuna (コッカプー) #20 それでも、お暑いのがお好き!!

Gil 「うー?なんか、嫌な予感。」


Kahuna 「つかまえたっ!あそぼーよー。」
Gil 「やば!」

Maila 「暑いんだから、やめたらー。」
Gil  「あのー、定位置で昼寝してるだけだから…。」

Maila 「ジルー、ちょっとや、そっとじゃないわよ!この子は。」



Gil 「ぎえーっ、ホンマや、暑くてたまらんわい。」


Gil  「寄るな!触るな!もーやめろー!新入り!」

Gil 「ふーー、ハウスに入ったー。
元気やなー。まいった。
  きょうはエアコンも入ってるから、ここにしよっと。
このヒトなら安心だ…。」

2010年7月21日水曜日

ハイボール <エピソード2>。

それから数年、1979年から約2年間の仕事。
これもH社に入る前の殆ど最後の仕事といえる。
というかこれで自分の力量と個人でできる限界を感じていろいろ
考えだしていた。
それはいいとして・・・。

’79年から’81年にかけて、S社のWHITEの冬・夏の飲み方キャ
ンペーンとして、JAZZトランペッター日野皓正氏を起用。

コマーシャル・フィルム、新聞・雑誌広告、ツアーコンサート、レコー
ド制作などほとんどとタイアップした。

キャンペーンの内容は、
冬はホット・ウィスキー、
夏はハイ・ボール

そのころ日野さんはマンハッタンのアッパーウェストに住んでいた
ことで、ニューヨーカー感覚の飲み方の線をイメージし、ヒュージョン
系の軽快なJAZZに乗せてイメージして行こうということになった。

制作スタッフとしては

アート・ディレクターに浅場克己さん
クリエイティブ・ディレクターに西村佳也さん
CF・ディレクターにCMランドの椙山三太さん
ムーヴィーとスチールカメラに坂田栄一郎さん

と豪華キャスト。

そのころのS社は広告界で飛ぶ鳥を落とす勢いであった。
名だたるクリエーターが作品に名を連ねていた。
そのうえ、WHITEにはサミー・デイヴィスJr.、レイ・チャールス、ロン・
カーター、ハービー・ハンコック・・・と名だたるミュージシャンが起用さ
れ、今やちょっと影が薄い感もあるし、その後日野さんはK社のライト
ビールにも出て僕個人的にもう~ん?だったが、これも世の常。


このWHITEの仕事も過酷ではあったが、NYロケを中心に広告制作
ではメキシコ(グアダガハラ)、プエルト・リコでのロケ
そして3枚のLPのNYでのレコーディング立会い、
日本でのコンサートツアー
と、今までにないパッケージ化されたキャンペーンをプロデュースした
ことになった。






タイアップした3枚のアルバム。


「City Connection」LP録音終了後の記念撮影。
左から作曲・アレンジ・Keyのハリー・ウィタカー、同じく L.レオン・ペンダーヴィス、
アンソニー・ジャクソン(Bass)、デヴィッド・スピノザ(Gr)、ハワード・キング(Dr)


録音終了後、スタジオを訪ねた日野さんの尊敬する
ピアニスト、ギル・エバンス氏とみんなで
ブレッカー兄弟のライブハウス「7th Avenue South」へ。
ブレッカー兄弟はもちろん、日野さんも飛ぶ入りで
めちゃくちゃ盛り上がった。
たしかバリー・ホワイトのフューチャリングバンドだったかと。



右:浅場克己さん、中央:西村佳也さん、左:今は亡きS社鈴木理雄さん
(NYの撮影スタジオでなにやら厳しい注文か?)


右から二人目:カメラのいつも元気な坂田栄一郎さん。
スチールとムービー両方でテンテコ舞のはずなのに。
(マンハッタンの南、地下鉄カナル駅での撮影)

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< DAY DREAM > 
  ロケ地:プエルト・リコ
                       Highball 
プエルト・リコ、*カサブランカのテラスで
NYから呼んだアルビンエイリー舞踊団の
ダンサーたちに段取りを説明する
CFの椙山三太さん
                *ここでもカサブランカ。
                 何故か「バーバリーコースト」にも一致!




<真昼の夢・・・>
さすが、鍛え上げられた素晴らしいダンサーたち。
これもS社鈴木さんのリコメンド。
(後ろから追いかけるのは日野さん。)

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すこしでもオフタイムがあると
ムズムズしてくる悪い癖!
でもしっかり撮られていた!
腰から胸のいい波でした。
(元祖? Rincon )


’57年からプエルトリコに居を移したチェリスト

カザルスのチェロ



ウェストサイドストーリーのシャークス団でも出てきそうな貧民街。



湿気をはらむ暑い夕方。この島にはバカルディ・ラム
の蒸留所があるので、ほとんどラムベースのカクテル
で毎晩・・・だった。
郷に入たっら、郷に従え、と浅場さん。

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LAでCFの総ラッシュも終了。



今年の夏は、ハイボールでいってみますか。
さて、Whiskyは何にしたら・・・? 開高大先生!