2011年3月7日月曜日

生命力こそ真の力、と。

毎日新聞2011・1.13掲載



 帝国主義も、社会主義も、民主主義も、自由経済も…100年はもたない。

『今後に楽観してはいません。政治指導者は歴史上、誤りが想像しうる
ときに、必ずその誤りを犯してきました。だから私は、人類の真の力は、
誤りを犯さない判断力ではなく、、誤っても生き延びる生命力だと考えて
います。』 と。

いま、この国の問題を軽減する筋道は大同小異のはずなのに、まだ
党利党略で、勇猛果敢なはずだった小回りし過ぎて躓いたチーターの
脚をみんなでかじっている。
国民が期待した即効チーターはやはり長距離は走れなかったのか。
豚が汚したモノの始末に手が負えないのか。

いまや肥えた鈍かった豚もスリムになって美味しくなさそうだし、
ハイエナは血を出している自滅しそうなチーターの周りで自分が仕留
めたとでも言わんかウーウー五月蠅いし。

豚の断末魔の投げ出しリーダーたちが自分のしたことを忘れて言い
たいことを言っているのをまともにみんなが聞いているとでも思って
いるとしたら滑稽だ。

それにしてもリーダーシップの取り方のヘタさはやはり戦後教育の
せいなのか。
表現のヘタさ、プレゼンテーションのヘタさ、それ以前に人間性、自分
の得手不得手の判断とフォローのなさ、そしてステートメントの視点が
分からないボヤケ方。

こんなに国民の意志と感情とに乖離している政治がいつまでできるの
だろうか。

何で貴重な国会や予算委員会が、テレビ・ラジオの中継をしているに
もかかわらず、国民の想像を超える創造的な時間をつくろうとしないの
だろう。
どうして自立した政治家として自分自身の生きたプレゼンテーションを
しないのだろうか。サボタージュにしか思えない。
パネルボードを振りかざせばプレゼンテーション?


いま政治こそ、象の優しさ、ライオンの気高さ、亀の寿命、チンパン
ジーの知恵と、サラブレットの美しさと、鷹の俯瞰視と、蜂の従順さと
を……
遺伝子組み換え と新しい血液の導入が最も必要で急がれるのか
もしれない。

とにもかくにも、次の選挙こそ有権者にとって大事な判断が求められる。




 



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