2011年3月27日日曜日

「心に太陽を持て」

藤沢市立鵠洋小学校の恩師である玉野輝光先生が僕たちが
還暦を迎えた年の同窓会で次の文章を添えて全員に
「心に太陽を持て」山本有三編著をくださった。
ここ2年ばかり同窓会がないので気がかりではあるのですが
いままでまめな永久幹事のF君のお陰で毎年開かれていた
本当に稀有なありがたいクラスなのです。
それもひとえに先生の優しいお人柄によるところが大なのです。




『 還暦おめでとうございます。心よりお喜び申し上げます。


皆さんは大きな戦争が終わって間もなくの誕生 
ご両親様はじめご家族皆様のお喜びは いかばかりであった
ことでしょう。
「這えば立て 立てば歩めの親心」と申しますが 衣食住 何ひ
とつ満足なもののない不自由の当時のこと 喜びの中にも赤子
を抱えて ご両親のご苦労は並大抵のことではなかったかと
思われます。 


皆さんがこの60年の歳月に思い致すとき 感慨またひとしおの
ことと思います。還暦は人生にとって大きな節目 第2ステージ
呉々も健康に留意の上 社会人、家庭人として更なるご活躍
ご発展 一日一日がよき日でありますよう 心よりお祈りいた
します。


(中略)


ところで皆さんの「還暦お祝いの会」は本来 私が主になって
行うものと思いますが 準備などのことを考えると無理がありま
すので 幹事さんの計画に便乗してお祝いをさせて頂きことと
致しました。
そうした中いろいろ思案していたところ ふと当時の教室のこと
を思い出しました。


皆さんと共に過ごした鵠洋の教室 その壁に私の好きな詩の
一節 「心に太陽を持て」と書いた紙が張ってあったのを覚えて
いるでしょうか。


この詩は少国民文庫の中の小中学校生向けとして書かれたも
ので 小学校の教材にも取り上げられましたから 皆さんの記憶
にある人もいるのではないかと思います。


このようなことから 山本有三編著「心に太陽を持て」を皆さんに
お贈りし お祝いに代えたらよいのではないかと考えた次第です。


還暦記念としては誠にお粗末なもので失礼かなとも思いましたが
小学校時代に還ったつもりになってください。
気軽に読めるものですし 意外と知らなかったことが書いてある
ようにも思います。
目を通してみて「これは幼い内容の本だ 読むに値しない」と思い
ましたら どうぞお孫さんなり近所のお子さんにでも差し上げてくだ
さい。


改めて還暦のお祝いを申し上げ 益々のご健康 ご多幸をお祈り
いたします。                            不一


平成XX年11月11日
                                 玉野輝光 』


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心に太陽を持て


心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。

くちびるに歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。

苦しんでいる人、
なやんでいる人には、
こう、はげましてやろう。
「勇気を失うな。
くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。」

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