2010年10月29日金曜日

旧後藤医院 鵠沼分院。



きょう回覧版にリーフレットが挟んであった。
藤沢に行くたびにまだ残っている、まだあるとハラハラしながら眺めていた
旧後藤医院

国登録有形文化財建造物になったそうで安心したのだが、贅沢をいえば、今
になっては建てられないこんな素敵な家は人の住まいであって欲しいものだ。
家はそこに住む人の生活観や人となりを想像するのが楽しいことでもあるか
らだ。

しかし、鵠沼界隈はマンションや小区画の分譲で昔の面影をほぼなくしてしまっ
たことを思えば、このような運動を起こされている人々によって良き風情が文化
財として辛うじて守られているのだろう。有難いことだ。



一方、今朝の毎日新聞に偶然にも2度の火災で焼失してしまった昭和初期
の名建築旧モーガン邸(藤沢市大鋸だいぎり )の復元に管理撤退方針を出
した日本ナショナルトラストが邸の活用法を検討するなど軟化の兆しを見せ
始めた、との記事があった。

紆余曲折はあるにしても、こちらも少数の熱い人たちによって端を発し守ら
れているということか。

*旧モーガン邸  1920年に東京の旧丸ビル建築のため米国から来日、
全国に30以上の建物を手掛けたJ・H・モーガン氏(1873~1937年)がスパ
ニッシュ様式に蘭間など和洋の美を見事に調和させて建てた自宅。
(毎日新聞注釈より)

2 件のコメント:

  1. ほんとに日本という国は京都や奈良などの文化財や建築物は保存するけどそこらへんの民間の古い民家や建造物は簡単に壊してしまうんですよね!旧皇后様の実家しかり、、、まあ自分の家も区画割りによって建てたものだからありがたいのも事実ですが(笑)

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  2. 8さん、かく言う僕も16年前に昭和初期の総檜造り、回り廊下の日本家屋を壊してしまって、今の2×4なんていう家を建てたことを悔しく思うことがあるんです。さぞかし親はショックだったろうにと。文化財とはいいませんが…。しかし、人が生活するにはいろいろ条件があるので中々思うようには行かず、つい損得や利便性や時代性ばかりを考えてしまいがちなのがなんともねー。その家を壊さなければ今ごろ蕎麦懐石の店でもできたかな(笑)。そして同じように人間は経済性を追求するあまりむやみに自然も壊しているんですね。こっちの方がヤバいです。ホントにそろそろ、前を見ながら、脚は止めないとね。8さんとこの1階の改装時には手伝いますよー!言ってくださいんね。勿論時給はいりませんから(笑)。

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