2010年4月22日木曜日
またまた低温、そして雨…
福島では雪!!軽井沢も朝からみぞれ。予報では雪に変わるとか!一体全体…。
一昨日頂いた御代田からの桜、ほぼ6部咲き。さぞ長野の桜もどうしていいやら分からないことだろうに。
今朝の毎日新聞の「くらしナビAnimal」の頁の「しっぽの気持ち」に作家の渡辺眞子さんのエッセイで、大切な愛犬を亡くしてから獣医さんとの交友で空虚感を踏めていく中でのいい話が載っていた。
去年僕も訪れた足利市の「こころみ学園」のワイナリー<ココファーム>での話。ここは'50年代に川田昇園長が私財を投じて設立した成人知的障害者更生施設。園生自立の目的で、ワイン作りのために斜度38°もある山を開墾して、園生たちの心身を鍛えたくましい農夫に育ててきた。
そして今ではワインそのものも九州沖縄サミット時に晩餐会に用いられるほどの国産ワインの代表になった。僕が訪ねた時は既にブドウは刈り取られワインの仕込み入っている時期だったが、園生たちはそれぞれ与えられたパートを実に淡々とそして伸びやかに朗らかに作業していた。
彼らはワイン作りの中でビジネスにも直接参画していることになる。世の中には僕のような凡人には真似のできない発想と信念をもった本当に偉い人がいる。渡辺さんも最後に書いている。「……私はちゃんと生きているのだろうか。誰かの、何かの、社会の、小さな役に立てているだろうか。……」と。同感だ!
*くらしナビ kurashinabi@mainichi.co.jp
*渡辺眞子さんのHP http://www.petlink.jp/topic_interview/data/interview/008/interview008.htm
*こころみ学園・ココファーム http://www.cocowine.com/cocoromi/cocoromi.html
ひとりの偉い方が昨日亡くなられた。アレルギーなど免疫疾患の治療に道を開いた免疫学者でエッセイイストの多田富雄氏。
執筆活動では大佛次郎賞や'01年に脳梗塞で倒れてからも闘病生活を綴った「寡黙なる巨人」では小林秀雄賞を等受賞。また(現代)能の作者としても活動しアインシュタインの相対性理論や脳死、原爆投下を主題にした作品を作った。故白洲正子さんとも親交があった方だ。享年76歳。ご冥福をお祈りします。合掌。
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