2011年1月29日土曜日

Rue de Vin


昨晩、H社で一緒にも仕事をしていたHさんが会社の研修で
松下政経塾に来るということで、久しぶりなので藤沢で食事
をすることになった。
Hさんは趣味のワインが高じてエキスパートの資格をもって
いて、僕が在職時代からワインの一端をご教示してもらって
いた。

毎年のようにフランスはもちろんのことオーストリア、イタリア、
ドイツ、カリフォルニア、ニュージーランドと研鑽を重ねている。
2月にはオーストラリアはパースのワイナリーに行くになった
そうだ。

国内でも勝沼のワイナリーの「栽培クラブ」に参加して剪定から
収穫まで週末アグリの人になっている。
また最近は商品化の検討メンバーまで参加しているそうだ。

僕が最近長野に魅かれてちょくちょく行っていることを話たら
東御市にあるRue de Vin  に行ってみたらと紹介してくれ、身体
を使って栽培から収穫のお手伝いでもしたらと、勧められたこと
がある。
しかし、まだ僕自身はそちらのワイナリーを訪ねたことはない。

そのRue de Vin のファースト・ヴィンテージが昨春ようやく開設
から6年目にして会員だけに販売された1種がソーヴィニヨン・
ブラン・2008年で、それも116本という超レアものだったのだ。

昨日は研修中にもかかわらずわざわざ、セカンド・ヴィンテージ
ということになるのか、やはり超レアと強調していたが、長野で
せっかく入手したこの2009年ものを持参して頂戴してしまった。

有難く、勿体なく抜栓などそう簡単にはできそうにない代物、
いや白モノなのだが。

H社を早期で辞めて奄美に移住しパイナップルやタンカンの栽培
をしているBlue Tree Farm の青木君もだが、アグリカルチャーは
自然との戦いもあるのだろうが、いかに寄り添って行かれるかと
いうことなのだろうから、本当に高く、重く、ながーいこころざし
必要なのだろう。


Rue de Vin のHPの冒頭にはこんなことが書いてある。
「長野県東御市で葡萄の木を植え育て、
ワインを造っています。」


◆千曲川に沿うように開けたなだらかな斜面。ここはかつて
一面に広がる豊かな林檎農園でした。全国で農業従事者
の減少によって人の手が入らなくなった農地は荒廃の一途
をたどっています。
それはこの地も例外ではなく、人の侵入をも拒むような雑木
の林へと変貌しています。


そして今、私達 Rue de Vin[リュードヴァン]は荒廃農地の
再生を掲げ、豊かな農地を取り戻すべく葡萄の木を植え育
て、ワインを造り始めました。


健全な葡萄を育てるためには過度な農薬や肥料を使用せ
ず、地面には草花が生い茂り、樹上には多くの昆虫が、
土壌には多くの微生物が暮す豊かな生態系を作り出すこと
を実践しています。
それはやがてこの地の力を引き出し個性的で表情豊かな
ワインへと繋がってゆきます。


今はシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、メルロー、ピノ・ノワ
ールなどが育っています。乾いた風が斜面を吹き上がり、
豊富な日射量と大きな寒暖の差を生み出すこの地からは
やがて、偉大なワインが生み出される日も遠くないのかも
知れません。
フランスはブルゴーニュ地方コート・ドールのように、いつか
日本の“黄金の丘”と呼ばれる日のことを夢見て…。これから
私達と一緒に、ワインのある豊かな食文化を創り上げましょう。◆


ますます、飲めないな。
いや、収穫されたものは飲んであげないと。

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