わがクラブの<総督>より「決して観光気分ではなく、出るからに
は真面目に!出れば得るものはある!…」との檄が飛んだ。
そして、きのうもきょうも*HULI(巷では〝転覆〝 扱い)の練習
を入念に!
アウトリガーカヌーとは今でこそ、ファイバーや樹脂でできているが、
元祖ポリネシア人が島から島へ移動する道具と殆ど機能的には
殆ど変わりがない。要するに彼らのSpirit を受け継いでいるのだ。
そのため、ちょっとした風や波をヘタに喰らうと直ぐひっくりかえる
ようにできている。
アマと呼ばれるアウトリガーは通常左サイドにあるにあるため、右
サイドには重心だけでも寄り過ぎれば、ああーっとイッてしまう。
イッてしまえば、すぐに起こす。起こせば海水がナミナミと中に溜ま
ってしまう。当然。
これでは前に進めないし、モタモタしていれば沈没の可能性だって
あるので、散乱したパドルなどを確保する役、中になるべく海水を
入れないで起こす役、カヌーの方向を維持する役、と予め決まって
いる。
そして、起きれば、これからが体力のいる仕事。6人全員で基本2人
ずつ交代で、舶来の容量のデカイ洗剤・ダウニーの底部分を輪切りに
して作るバケツで海水を迅速に掻い出す。
これが難行苦行、肺が口から出そうになる。
特にレース中はタイムロスをなるべく軽減するためにこの作業を必死
でやるわけだ。
ことほど左様にこのスポーツは動力は人力のみ。
もちろんヨットのように風も主力ではない。
(風や波の力もカヌーに当たる方向によって利用はするが)
このHULIの練習を3回もやり、体力チャージなしに、そのあと江ノ島か
ら沖へ20分、そして取って返して25分、休みなしに平均年齢60‐@の
面々(うち60代が僕も含めて3人も) がやっているのだから…!
しかし、コナレースは約35㌔のコースを3.5時間(我々はもっとか?)
漕ぎっぱなしなわけだから、まだまだなわけである。
てな練習をやった後は、帰って昼食を取るとそのまま大体2時間以上
爆睡しないと復帰できない。
しかし、きょうは参議院選挙なので、爆睡はその後になってしまった。
選挙に行って帰って、
きのうも観ている途中で、記憶を失ってしまった、天が三物(ピアノ、歌、
美貌)を与えてしまった、
Diana Krall Live in Rio(DVD)の続きを鑑賞。
もちろんDiana才能は素敵でデビュー当時から好きなのだが、
しかしいつもながらの、
ベースのJohn Claiton、
ギターのAnthony Wilson、
ドラムスのJeff Hamilton、
パーカッションのPaulinho DaCosta
この素晴らしいコンビネーションでDianaは生かされているような気がする。
このLive in Rio、優しい「総督」からお借りした!
カヌーも同じ、6人が気を合わせて漕げていると
事実、お互いの力以上に前へ前へと進む!
Go!Paddle with Spirit!
*HULI : to turn,reverse;to curl over……(Hawaiian Dictionary)
Go!Paddle with Spirit!
*HULI : to turn,reverse;to curl over……(Hawaiian Dictionary)
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